Google Analytics

2018年1月11日木曜日

TSONTS-18 萬葉学会の何が問題か(3)

萬葉学会の審査の妥当性の検討(3)に予告したことの続きである。

Q3 自分の論文が掲載されないから怒っているのですか。

A3. 違います。妥当な理由なら従います。今回の萬葉学会の不掲載の理由は理不尽を絵に描いたようなものです。証拠も示さずに新知見と言えないと言ったり、ク語法の意味をはっきりと知覚することだと書いたら、はっきりしないが普通に知覚することの言い方がないから意味がないとか、萬葉集に使われる上代語に関する論文なのに平安時代や鎌倉時代の意味を考察しろと言ったり、言語道断を絵に描いたようなものです。

被害を受けたのは私ひとりでありません。

萬葉学会の過去十年の掲載論文の著者は、一名を除いて大学の教員または院生です。その人は高等学校の教諭です。奈良女子大の卒業生らしい。恐らく国文科の卒業生でしょう。

つまり大学の国文科と関係がない在野の研究者の発表の機会が奪われています。

さらに、萬葉学会の会員は新しい知見を知る権利があります。今回の萬葉学会の不当な理由による不掲載の決定はその人たちの権利を侵害するものです。

雑誌「萬葉」はP氏によると「同人誌」と言われているそうです。同人誌なら会員すべての論文を載せるものです。しかし掲載されるのは特定の人たちに集中しています。逆に言えば同人とは大学関係者だけです。

大学関係者以外の会員の多くは自分の研究を発表する場として入会しているはずです。かつてある理系の学会の事務担当者から言われたことがありますが、学会費は会誌の購読朗ではなく発表する権利に対して払っているのだそうです。理系の学会に入る人は職場や学校に学会誌が置いてあります。

そうであれば尚更萬葉学会のしている行為は詐欺に該当すると言えます。ある人は高齢で年金生活だそうです。乏しい収入からやりくりをして萬葉学会に入っていたそうです。しかし一度も投稿が採用されることがなかったそうです。






0 件のコメント:

コメントを投稿